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2008-08-06 / 異なる NIC でサービス提供と ping 監視

サーバには大抵 2 つの NIC が付いているんですが,
今日,サーバを搬入した某データセンタでは,
サービス提供に使う NIC とは別の NIC で ping 監視を行なうそう.

つまり,
NIC 1: 外向けのサービス提供(グローバルIPアドレスを持つ)
NIC 2: ping 監視対象(ローカルIP アドレスを持つ)
という構成.

これだと,
- 外向けにサービスは提供できているのに,ping 監視で障害検知
- 外向けサービスの NIC が死んでいるのに,ping 監視では正常
という場合があるんで,あまり意味のあるものではない気がするんですが.

どういう意図でこのような運用になっているのでしょうか?
- サービスは提供できるけど,監視で異常がある, -> 監視側の NIC が死亡
- サービスが提供できていないけど,監視は異常ない -> サービス側の NIC が死亡
- サービスが提供できないし,監視も異常がある -> サーバ死亡 or NIC 2 枚とも死亡
という切り分けをしたいのかな?
ping 監視だけじゃなく,サービス提供側も監視する必要がでてくるけど,
サービス提供側も監視するなんて話は聞いていないし.

他のデータセンタでは,
- サービス提供用のネットワークの IP アドレスを 1 つ使って監視
という方法をとっているんですが,
こちらなら,NIC が死んだのかサーバが死んだのかわからないけど,
サービスが提供できない状態にあり,まずい状態だということが,
ping 監視だけでわかります.

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