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2002-11-08 / “紙”はここまでスマートになった

http://www.zdnet.co.jp/news/0211/06/cead_houston.html

SmartPaperは、2枚のマイラープラスチックから構成される。
プラスチックの間には、油性の液体で包まれた数百万の微小な
ポリマービーズが挟まれている。このビーズは直径100マイクロメートル
(髪の毛と同程度)で、片面が白でもう片面が黒になっている。
しかしこのビーズの特殊な点は、片面がプラスの電荷を、もう片面が
マイナスの電荷を帯びているところだ。このSmartPaperに電流を通すと、
それぞれのビーズが回転し、画像が作り出される(この仕組みをもっと
理解したい人は、このデモを見てほしい)。

来年初頭には、2年前にPARCからスピンオフした米Gyricon Mediaが、
小売店でSmartPaperを使った看板のベータテストを4回実施する計画だ。
同社のシステムは、ソフトウェアとSmartPaperの看板をワイヤレス接続した
ネットワークで構成される。小売店はこのシステムを使って、店内の看板の
表示内容を直接SKUデータベースから変更できる(看板のサンプルはこちら)。

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