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2004-11-11 / 米Mailshell、ベイズ統計を使った巧みな新手法でスパム撲滅を狙う

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/11/11/5361.html

SpamRepute Indexでは、メールの中でも詐称しにくい部分であるIPアドレス、
ドメイン、送信者とメッセージのフィンガープリントのほか、詐称可能な要素
である送信国、ドメインオーナー、メールサーバーとレジストラなどのデータを
Mailshellが世界各国のサーバーから収集して集計。ベイズ統計解析の手法に
よって各メールを計算し、SpamRepute Indexにまとめる。このデータと照らし
合わせることで受信したメールの送信者が信頼できるかどうかを判断できるため、
ほとんどのフィッシング詐欺や詐称メールなどを見分けられるという。さらに
SpamRepute IndexはSenderID、DomainKeysなどの他の送信者認証技術とも
互換性がある。

ベイジアンフィルタのように本文を見るのではなく,
送信者の信頼性を見るらしい.

MailshellのTonny Yu創業者兼CEOは「スパムを止めることは最終的には数学の
問題だ。したがって送信者の評判を計量できる統計に変換することは、より正確で
スケーラブルでグローバルなアプローチなのだ」と説明している。

なぜ,"最終的には数学の問題"なのだろう?

"送信者の評判を計量できる統計に変換することは、
より正確でスケーラブルでグローバルなアプローチなのだ",
だから,"最終的には数学の問題"なら分かるんだけど.

ニュースリリース を見ると

Stopping spam is ultimately a math problem so converting reputation into
quantifiable statistics is therefore a more accurate, scalable and global
approach.
となっている.

研究社の新英和・和英中辞典に

[‘so+主語+(助)動詞'の語順で,先行の陳述に対する同意・確認を表わして]
まさに,いかにも,実際.
とあるので,
「スパムを止めることは最終的には数学の問題だ。実際,送信者の評判を
計量できる統計に変換することは、より正確でスケーラブルでグローバルな
アプローチなのだ」
と訳せそうな気もする.

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