2002-11-18 Mon
■ ポリマーで145GHz、超高速通信実現の可能性
http://www.zdnet.co.jp/broadband/0211/17/11.html
Lucent Technologiesのベル研究所が研究室の制御された環境下で行った
デモで、ある種のポリマー材料はデータ信号を超高速伝達できる物理的特性を
備えていることが分かったという。最高145GHz近い速度を実現できる可能性が
ある。これは光ネットワークの通常の約10GHzを大幅に上回る。
■ 光技術で盗聴不可能な暗号開発
tag: [security]
http://www.zdnet.co.jp/broadband/0211/17/12.html
この高速量子暗号化の手法を開発したのは同大学教授のPrem Kumar氏と
Horace Yuen氏が率いるチーム。標準的なレーザーと既存の光技術を用い、
光の構成要素である光子を大きな束にして伝送した。この手法では、
暗号化されたデータを光ケーブル経由で250Mbpsの速度で伝送することが
可能になる。これは既存の量子テクノロジーで実現できる速度の1000倍に
あたる。
この分野の権威であるイリノイ大学の物理学教授Paul Kwiat氏は
「このシステムがセキュアなのは、これに侵入するためには光子に
干渉する必要があるが、光子は干渉されればなくなってしまうためだ」
と解説している