http://www.zdnet.co.jp/news/0112/31/postdvd.html
ポストDVDを狙う次世代光記録デバイスは,今年に入り各社から技術発表や試作機のお披露目が相次ぎ,その仕様が見えてきた。基本的な仕様は各社ともほぼ同じだ。
記録用のメディアは,大きさがCDやDVDと同じ120mm,保護層の厚みが0.1mmというもの。光源には,波長「405nm」前後の「青紫色レーザ」を採用する。
既存のDVD規格と比較してレーザの波長を短くすることで約2.6倍,レンズの開口数(NA)を0.6から「0.85」とすることで約2倍,合計約5.3倍,23GB以上の記録容量を実現というものだ。転送スピードは,DVD規格の約3倍にあたる「35Mbps」前後を実現したものがほとんどである。
つまり,23GB以上の記録容量とは,デジタル放送で採用されている24Mbpsの転送レートで2時間以上録画するために最低限必要な容量であり,35Mbpsという転送レートは,録画/再生時のマージンを考慮し,最低限このぐらい必要だろうといった点から導かれたものである。実用化される頃、HDDの性能はどうなっているのだろう。
DVD規格では,再生専用のアプリケーションフォーマット,DVD-Videoとリアルタイム録画用のアプリケーションフォーマット,DVD-Video Recording Formatで再生互換性がないという